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2019.04.22

ポプラの日々ごと

《認知症研修・第1回目》(全6回)

2019年4月22日(月)特養4階会議室にて
月に1度、全6回から成る「認知症研修」がいよいよスタート!

 

ポプラの各施設から希望者30名の職員が参加です。
マックシールスクールの平野講師(大阪府認知症実践指導者・上級認知症ケア専門士 等)にご指導いただきます。
普段から認知症のご利用者様と関わる事の多い職員に対し、認知症に対する理解を深めてもらうこと、ケアの質の向上・ならびに他施設の職員との情報共有を目的としておこなっていきます。

 


 

1回目のこの日は、認知症に関しての基本的な理解から。
といってもお話しをきくだけでなく、実際に体を動かして体験し、お互いにディスカッションし、発表の場がもうけられるなど、2時間があっという間と思える動きのある講義でした。
同じポプラの仲間といえども他施設となると初顔合わせも多く、あえて知らないもの同士のグループ組みで、最初は遠慮?もあるのか少々固い空気でしたが、テーマを与えられてのディスカッションが進むにつれ、熱のこもった話し合いがおこなわれるようになりました。
中でも…
「しゃべらず、身振り手振りだけで干支順・生まれ月順に全員で並ぶ」
「ペアになり、認知症の方の感覚を体感するため片方は目隠しをし、お互い喋らずもう片方が誘導する」
…というような実体験の後では、伝える難しさや、相手の思いを読み取り推測することなどの重要性を身をもって受け止められました。
どこに連れていかれ、何をするのかわからない「怖さ」。
介護する側からだけでなく、される側の立場・気持ちになって初めて気付くこと。
例えば誘導するときに手を添える場所なども、受け身の立場になってみて、「こうしたほうがいい!」などの発見がたくさんあるようでした。

 


この場に来ている職員は、学びをそれぞれの現場に持ち帰って実践し周知することが目的であることを考えると、初回から現場で活かせるヒントがたくさんあったと思います。
次回2回目の5月20日(月)も楽しみです!