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2019.08.19

新着情報

《認知症研修・第5回目》(全6回)

「認知症研修」5回目(全6回)の講義が特養4階会議室にておこなわれました。
マックシールスクールの平野講師(大阪府認知症実践指導者・上級認知症ケア専門士 他)にご指導いただいており、ポプラの各施設から希望者30名の職員が参加しています。
普段から認知症状をもつ利用者様と関わる事の多い職員に対し、認知症に対する理解を深めてもらうこと・ケアの質の向上・ならびに他施設の職員との情報共有を目的としておこなっています。

 


 

前回に引き続きテーマは「アセスメント」。
今回は”分析する”ということに重点をおいた講義となりました。
前半は分析の方法についての講義、後半は架空の事例を用い模擬カンファレンスをおこないました。

まずは前回の復習を兼ね「アセスメントとは何か」
・その人の思いを正しく知ること
・BPSDとなって現れるのは、まるで氷山の一角でほんの一部。その水面下にある本当の思いや訴えたいことを、収集した様々な情報から正しく推測すること。
①「視点を変える」
・介助者の視点から、その方自身の視点になって考えること。
・認知症行動の抑制や管理が目的ではなく、その方の生活「暮らし」を支援することを考える。
・介護の現場は様々な専門職で支えられている。その職ならではの視点の違う情報も取り入れ役立てる

②「情報の収集と推測」
・客観的情報(事実)と、本人目線に立った情報(推測)を区別しながら記録しておく。
③「分析」
・支援にあたる関係者が集い、ホワイトボードなどに全ての情報を書き出しながらケアの質を高めるためのカンファレンスを行う。
 客観的情報(事実)
 本人目線に立った情報(推測)
 エピソード
 ご本人の得意なこと・できていること
出そろった時点で「ご本人の困りごとは何か」など意見を出し合う。
おのずと優先順位やチームで対応するべき方向、個人レベルで対応できることなどが見えてくる。
④「実践」!
ーそして結果がどうだったか、新たな情報などをもとに繰り返しカンファレンスをおこない、ご本人の望む生活の質を向上させていくー

…のですが、この「実践」ができなければ何にもならないのです!

 

●平野講師よりアドバイス
「実践したいけど忙しくてできない」
それは皆同じ。言って何もしなければその時点で終わりとなってしまいます。
・時間を作る工夫をする努力
・声掛けの内容などアプローチの仕方を工夫する努力
この「工夫する努力」の時間を「手間をかける時間」とすると…
●改善しないまま対応しつづける時間 → かける時間はずっと変わらない
●改善するよう工夫し手間をかけた時間 → 精神的余裕や時間の余裕を生み出す可能性がある
同じ時間ですが、どちらの時間が有益ですか?

介護はチームで関わるもの。
支援にあたる関係者全員が意識を変え、その方の生活の向上のために行動と分析を重ねていってほしい、とのことでした。

 

次回9月には6回目、最終回を迎えます。
いよいよ具体事例の検討会、となるようです。